2012年1月19日木曜日

唐代の正南門「朱雀門」

西安の城壁は明代のもので、明代には南門(永寧門)が正南門でしたが、それ以前、隋や唐の時代の長安の宮殿の正南門は朱雀門でした。
これは長安を模して作った日本の平城京や平安京も同じで、朱雀大路の先に朱雀門があり、そこが内裏の正南門となっています。



写真が現代の朱雀門です。
門の建物は残っていませんが、巨大な城壁のアーチは健在。
さすがに含光門よりも規模が大きく、なんと片側3車線、計6車線の大通りです。
この大通りがかつての朱雀大路だとすると、長安とはどれだけ巨大な町だったのか、恐るべし唐の都という感じです。

そして中央に柵が設置されているのもポイントで、歩行者もどこでも自由に横断できないようになっています。そんなの当たり前と言えば当たり前ですが、中国に限らず、日本以外のたいていの国では、大通りでも好きなように横断できるところが多いので、それに比べると、横断歩道でしか横断することができない西安は珍しくきっちりしてしている印象です。


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~参考サイト~
・西安の旅行情報サイト
・初心者向けの旅行ガイド
・エスニック雑貨&インテリア
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